タイトル
コメント
画像

1 | 2


思い出
2003/02/16(Sun) 00:00:00

昔働いていたバーへ、その当時の彼女と訪ねていった。その店は、古き良き時代の横浜を偲ばせる、石作りの洒落た建物の地下にあり、当時から俺の思い入れは特別だった。しかし、その店はたった数ヶ月、本当にあっけなく潰れてしまい、その後何度か違う店になったりしたらしいが、近くを通ることはあっても一度も訪ねる事は無かった。なんだか、切ない思い出が足を遠ざけた。 それから数年、当時の彼女と久しぶりに会うことになった時、ノリ半分二人で訪ねてみることになった。その夜、何一つ変わらない外観を眺めてると、なかなか入れず、地下から微かに漏れてくる音を聞いていた。くぐもった音楽や、笑い声が静かな闇をふるわせていた。なんだか二人とも妙にかしこまって階段を降りていくと、そこには陽気に踊る女達が居た。サルサのイベントの日にあたってしまったらしかった。その熱気から少し離れた席を陣取り、遠巻きに懐かしい店内を眺めた。あまりに変わらない、けど働く人達だけが違った。もう自分たちの店ではないのだと、改めて実感し切なくもあったが、二人だけが知っている思い出を、内緒話みたくぽつり、ぽつり話すのは素敵だった。あの当時、俺たちは確かにここに居た。いろんな事があった。盛り上がる人々から離れ、俺たちは、共犯的にあの頃の空気の匂いを嗅いだ。少し大人になってしまった彼女と向き合い、あの頃の面影を探したりした。フロアーから流れてくる、揺れるようなサルサのリズムは最高で、体の中が熱っぽく痺れ、酒がうまく、酔ったのがとても心地よかった。この店も、俺も、彼女も、同じようで、変わっていた。そんな単純な事を、素直に受け止められた夜だった。ごくごく酒を飲み、消化して、しきれず悪酔いして、吐いて、二日酔いになって、それでもまた向かい酒。案外、思い出もそういう形なのかな・・。半分麻痺した脳が、そんな事を考えていた。幸福だった。


モラル
2003/01/31(Fri) 00:00:00

今も消化しきれない、些細な出来事があった。いいか悪いかだけで結論を出せずに、胸の中に嫌な何かがこびりついたみたいだ。 よくある話、おなかがすけば忘れるような話でそれは、朝の通勤電車でのもめ事だった。仕事がら、大きな荷物を持っての移動で、朝のラッシュは思っていたよりも大変なものだった。網棚にも載せられず、邪魔にならないようドア横の角に立ち、荷物をまたいで立とうと時、入ってきた三十過ぎの女性が俺の荷物をを足でどかし始めた。腹立ちつつも、仕方なくその場を押し出された俺は、荷物を自分の足の間へ寄せようと動かすと、女性はさらに足で押しやった。そして、くるりと向き直り、「網棚に置いたほうがいいわよ。」とモラルを主張した。次の駅に着き、なんとか網棚に荷物を載せた。三十分後女性は降りて行った。「ちっ!じゃまくさいなあー!!」と言い捨てて・・・。 実際の現場で、俺は一般的に描くモラルの無い若者に映っただろう。でも違うよ。そのババアはずうずうしいだけだ。そいつが、他が空いてんのにドアの横に立ちたかっただけで、人様の仕事道具を足蹴にした事、降りるときわざとぶつかって逃げ切れるの分かってて捨て台詞吐いた事、きたねーなってて。俺は、朝五時起きで十一キロの荷物抱えて二時間通勤は辛いんだとか自分を哀れんだりしないし、こっちの事情で語りたくはない。みんなそれぞれ事情があるし、混んで不愉快なのはお互い様。嫌なら乗らなきゃいいわけだ。みんな大変なんだろう仕方ないって諦めて、迷惑かけないように思える。だからモラルって何か。相手を思いやって、譲り合うからモラルなのに、譲れやコノヤローってえらそうな奴はやくざだよ!水戸黄門の印籠みたく振りかざす奴はずうずうしい!本来は、「すいません」「いえ、こちらこそ」じゃねーのかよー!!今でこそ冷静、そんな奴のために傷害事件を起こさなくて本当良かったけど、最近思い出すたびに煮え切らない何かを残す出来事ばっかだった・・・。正義やモラルまで、ずうずうしく無神経に使われてる気がする。しかも、それが当然の事のように。みんな利己的だからこそ謙虚にしていないといけないんじゃねーの!? それが、ガキなりに出した結論だった。俺は一生こんな風に青臭く生き抜いてやる、ちくしょー!! 


夏休み
2002/09/02(Mon) 00:00:00

暦では、夏が終わろうとしていた。コンビニでは秋味が売られ始め、服屋には秋物だらけだ。相変わらず横浜は蒸し暑い毎日で、俺はつねに鼻の下に汗を溜めているのに、夏は確実に終わろうとしてた・・・。  今年の夏の初めに24になった俺。節目のような感じがしていた。不思議なことに、俺の周りもおんなじ事を考えていたらしい。そんな中一人、伊豆へ逃亡した。非日常で、いろんな人に出会えたことは、自分を見つけるいいきっかけになった。忘れられない夏になった。でもやっぱり答えなんて見つかって無い。けど、日常の中でこそ自分でありたいと、改めて感じた。もがいて、もがいて!!本当はあせっていたんだ。でも、諦めた★ 暦に惑わされず、これからは俺暦、夏もまだ終わらない!誰がなんと言おうと、秋味を飲みたくなるまで俺は夏だ!!まだ思い出に出来ないことがあるから・・・。切ない思い出にならなきゃいいなあー。


失敗
2002/06/27(Thu) 00:00:00

酒は飲んでも呑まれるな。すえた匂いのする酒場から湧き出たような名言だ。いかなる時も主導権をとられちゃいけない、例え相手が酒であろうと。しかしまたやってしまった。いや。酒のヤローにやられちまった。昼過ぎ起きるとなぜか上半身裸。記憶が薄い。携帯が転がってる。まさか・・・。朝っぱらから電話で散々からんだ挙句、そのまま寝てしまったような気がする。電話口で俺のいびきを聞かされた奴かなり怒ってそうだ。会うのがこえーよー・・。でもまあ、この程度ならかわいいかな。この前も二日酔いでデートしてトイレ行くたんびに吐いた。ばれないように小出しにしてた俺とかもちょっとかわいいな。でももう少しちゃんとしよう・・・。呑まれるんじゃなく、俺が酒を呑んでやる!そして、俺たちの戦いは続く・・・。


鎌倉
2002/06/25(Tue) 00:00:00

今はアジサイが見頃か。朝が苦手な俺だが、一日乗車券のりおりくんを買って、一日ゆっくり鎌倉を歩きたい。北鎌倉に好きな御茶屋がある。日本版オープンカフェだ。庭には季節の花が咲く。鎌倉には数々の日本庭園があるけど、誰が作ったとか、いつの時代かなんていちいち覚えてない。今年付けたあじさいを俺が見る、ちょんまげした誰かも確かにそのあじさいを見た。いつまでも変わらないもの、そんなもん・・。昔からの無意識な憧れか?変わらない庭、おんなじ毎日。いつか花を見てたちょんまげ、今ここに居る俺。例えば一つの樹は、いつまでも同じ花を咲かし続け、俺もいつかちょんまげになり、いつか誰かは俺になる。花は変わらず咲くだろうか??答えなんかきっと言葉になんないもんで、ただ上の空に考えて歩いたりする。観光地特有のお土産屋さんもいい感じ。アイドルのばちもんグッズとか、外人受けしそうなお宝大仏グッズとか非常にほほえましい。あと、八幡宮の池の亀はすげー!!水面からたくさんの顔がにょきっと出てて、みんな好き勝手な事してるから見てて飽きない!浮いてる奴にのかっろうとする奴、スローモーな噛みあいの喧嘩してる奴とかね。亀好きの俺にはそこを離れるのがかなりつらい。で、最後は夕日を見ながら海へ行き、砂浜でビールでも飲む。その頃には恋の話とかになってんだよね。ロマンチック・・・。しかし酒が足りるわけも無く、居酒屋でしだいに夜の顔へ戻っていくのであった。結局、ヨゴレが最高・・。でも鎌倉はまじおすすめです。


始動
2002/06/24(Mon) 00:00:00

地元のカフェバーでの仕事が始まる。気合を入れて行かないと。つーか、潰れそうな店だからすげー不安なんだよ・・・。今日のこの空のように、俺の心も曇り気味だ。降水確率40% 


海物語
2002/06/23(Sun) 00:00:00

給料日、マリンちゃんに逢いに海へ行った。愛しのmy hany!!俺はいつ来るとも知れない彼女を何時間も待ち続けた。飯も食わず、座りすぎてけつが痛くなったらストレッチをした。そして夜がふけた頃、辺りの人影もまばらになり、俺の目は血走り、ちょっぴりスリムになっていた。ワイルドな俺。気分は優作。しかし、ついに優作の前に彼女が現れることは無かった・・・。abayo!!(いい夢見させてもらったゼ、fuck!)唾を吐く。だが、例えパチンコで負けようとも俺はへなちょこになるわけにはいかなかった。最後の貯金をおろしに行く。迷いは無い。最後の金で豪遊。連れを電話で呼び出し、たらふく酒を飲んだ。もちろん最終目的地は決まっていた・・・。一ヶ月の給料を一日で使い切ったあの日、馬鹿だけど絶対男らしかった、俺。

1 | 2